1975年9月15日
バイオレンス・ジャック&ジプシースネイク・ブルース・バンド
ジプシースネイク・ブルース・バンドは、URCがプッシュしていた地元のブルース・バンド。ブルース・バンドといえば、この国では関西方面が本場、ということになるが、彼らは並々ならぬ対抗心を持っていた記憶がある。
ジプシースネイクには関西系のようなアクの強さはなく、コンパクトにまとまってすっきりしたサウンドとともに、ブルースとは全然無関係の、永井豪のマンガのキャラクターをグループ名に冠するなど、人を喰ったような、そのやや醒めた感じが魅力となっていた。
彼らはこの「田島ヶ原」の翌年には解散してしまうが、ここにupした写真はギタリストが二人に増えた後期の姿ということになる。結成時からのメンバーで上手側のリード・ギタリスト、渡辺は渋味のある堅実なプレイを聴かせた。
● 写真撮影・提供:土屋勝 ●