[1980年11月2日 埼玉会館大ホール フラッシュバック!70-80
URC創立10周年記念フェスティバル]

『10,000秒の恋』
1980.11.2@埼玉会館大ホール

10,000秒の恋
作詞・作曲:長沢ヒロ

personel
長沢博行(vo,b)
牧野哲人(g,vo)
伊藤まさみ(ds)
ホッピー神山(key,cho)

memo

77年2月の安全バンド解散後の秋、長沢ヒロが新たに結成したグループがこのHEROで、78年夏からライヴ活動を開始、79年3月にはポリドールからアルバム『ヒーローズ・ギフト』をリリース。同年6月には日本青年館でワンマン・コンサートを開き、81年前半まで精力的に活動した。

HEROのサウンドは、当初のプログレ・ハードロック路線から、時を経るにつれよりポップかつニュー・ウェイヴ色の強い方向へと変化していった。今回upした音源は、その後者の代表的な1曲といえるが、基本の志向は一貫してドラマチックでスピード感あふれるロックであり、安全バンドを越える新たなロックをめざす長沢ヒロの意欲が、ひしひしと伝わってくるものだった。

「10,000秒の恋」は、HEROによるレコーディングはなかったが、HERO解散後に長沢ヒロが結成・参加したペグモのセカンド・アルバム『にっ。』(83年10月リリース)に、歌詞やアレンジがより洗練されつつ収録されている。

なおHEROについては、SOUND 1970s 長沢ヒロ&HEROのページに音源・情報を集中し、独自のページをUPしてあるので、そちらを参照してください。